その1 電気代削減
電気代削減の具体的データは?
当社では、お客様のご協力を得て、電力計をエアコン回路に装着した検証試験を行いました。
大手食品工場の冷蔵倉庫内のユニットクーラー
室内機と室外機を洗浄をしての計測結果は、35%ダウンでした。
実験の施設は、大手食品工場の冷蔵倉庫内のユニットクーラー
工場の夏休み9日間の中間である5日目に洗浄を行いました。
洗浄前の4日間と洗浄後の4日間の電力量(kwh)を比較しました。
※洗浄前の4日間の外気温度の平均値26.3℃、洗浄後26.8℃で0.5℃洗浄後が高かったです。
その2 廃液無公害
3液・廃液無公害特許工法はどのようにして生れたのですか?
25年前(1993年)のエアコンクリーニング事業の創生期、アルミフィンクリーナー洗浄剤が多くの工業系洗剤メーカーから販売されていました。
使用してみると確かにきれになりましたが、眼に入れば失明する、河川に流せば鮒・鯉等は死滅するなどの危険物表示があり、とても強い洗浄剤でした。
廃液の処理は、厚生省省では毒物・劇物指定、環境省では特別管理廃棄物指定の専門事業者が処理するルールとなっていました。
千葉県の産業支援研究所に相談し、強アルカリ液は強酸液で中和処理すれば良いとの回答をいただき
アルカリ性液→ 酸性液→ 水道水(リンス) の3工程で洗浄する工法を開発し、特許第3406038号を取得いたしました。
3液・廃液無公害特許工法はどのような効果がありますか?
廃液が無公害であることです。(特許第3406038号)
行政の試験場の下水道基準の検査をクリアしています。
作業者にも安全であること。
これはとても大切なことだと思います。3液洗浄は臭い対策にも効果があることがわかりました。
その3 耐用年数の延長
定期的な洗浄はどうしてよいのですか?
エアコンは使用すると、粉塵を吸い込みアルミフィンなどが汚れて熱効率が下がり、消費電力が増加します。
モーターへの負荷も大きくなり、電力の増加とともに部品の劣化も早まります。
定期的な洗浄は、機器の寿命を延長することができます。
設置環境によって汚れのスピードは違いますが、生産ラインなどでは1~2年周期での洗浄メンテナンスをおすすめしています。
ファンモーターの寿命は、約2万時間(10年程度)です。
10年以上使用のモーターなどは、洗浄時に交換をしております。
その4 カビ対策
3液・無公害工法は カビ・臭いに効果がありますか?
エアコンの嫌な臭いの大半は、エアコンのカビ汚染の臭いと部屋の生活臭です。
また臭いの成分は、
・アルカリ性の成分
・酸性の成分
・その他の成分 の3種類の複合物です。
したがって、苛性ソーダ液のみの洗浄剤を使用している事業者は、酸性の臭いを取り除くことはできますが、アルカリ性の臭いを取り除くには不十分です。
アルカリ液→ 酸液→ 水道水(リンス) の3液工程は異臭対策にはベストです。
<事例 化学工場の倉庫>
接着剤を保管していた倉庫内で耐えられない異臭が発生!
オゾン脱臭では効果ありませんでしたが、3液洗浄工法で問題ないレベルになった事例です。
その5 安全な洗浄剤
安全な洗浄剤を開発するキッカケは?
25年前、エアコンクリーニングに参入したとき使われていた従来の洗浄剤(苛性ソーダ洗浄剤)は
環境にも作業者に危険であり、安全な洗浄剤の開発なしには事業化は困難との認識がありました。
千葉県のメッキ工場の協力、さらに千葉県の化学系のベンチャー企業及び行政の支援を得て、安全なかつ低価格な洗浄剤の開発に成功。食品工場を対象に10年以上使用しております。